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営利目的では通用しない訪問看護の裏側!営業利益が25%超えると危険!?

現在、国として、地域で包括的に医療支援していこうという流れが起きています。街を歩けば訪問看護ステーションや、デイサービス、介護施設などを見かけることも多いのではないでしょうか。

現在、訪問看護事業はビジネスとしても注目されています。その理由は安定収入があることが大きいです。

しかし、この収入の取り方を一歩間違えると事業の失敗につながるといった危険性もあります。今回は、訪問看護ステーションの経営上ではどのくらいの営業利益を目指すことができるのかを詳しく開設していきます。

 

 

目次

  • 訪問看護事業においての営業利益とは?
  • 訪問看護事業では25%以上は危険!?
  • 訪問看護事業を行っていくためのポイントを3つご紹介!
  • まとめ

 

訪問看護事業においての営業利益とは?

そもそも訪問看護事業の運営においての営業利益と聞いて、すぐにイメージを持つことはできるでしょうか。

訪問看護においての営業利益とは、

売上(診療報酬)− 販管費(事業運営にかかる経費)=営業利益

となります。

訪問看護事業の売上に関しては、どのエリアで開業したとしても大きく変わることはありません。しかし、販管費がエリアによって変わってきます。

例えば、家賃を考えてみると、同じ30平米の事務所を借りるとしても、都心と郊外では金額が変わってきます。またそこに付随して訪問用の車の駐車場台など、都心などは支出が多いという特徴があります。

また、採用費や人件費も地域差があります。こういう面を踏まえて考えると、営業利益はエリアなどによって変わってくるということを理解しておくといいのではないでしょうか。

 

訪問看護事業では25%以上は危険!?

その上で訪問看護事業では、営業利益を20%〜25%に目標を設定することを我々は推奨しています。

その中で、「営業利益はもっと伸ばせないのですか?」といった声をよくいただきます。もちろん、営業利益25%が限界という訳ではございません。

看護師の人数を増やしたり、1人あたりの訪問件数を増やしたり、することで営業利益を増やすことは正直難しくないです。

しかし、営業利益が25%を超えると、様々な問題が増え、経営するのが極端に難しくなります。ではなぜ、25%なのか・・・。

理由は2つあります。

  1. 看護師の管理が大変になる
    まず営業利益を伸ばそうとすると、看護師を増やして受け入れ人数を増やすという方法があります。

    この看護師を増やした場合、管理者の負担が増え、管理がむずかしくなることは想像がつくのではないでしょうか。

    また、訪問看護の現場では、病棟に比べると看護師同士の会話やコミュニケーションが圧倒的に少ないことがほとんどです。それを踏まえると、いくら優秀な管理者といえど看護師が増えるとすごく管理が大変になることは理解できると思います。
  2. サービスの質が低下する
    また、訪問件数を増やすことで売上をあげるという方法もあります。しかし、訪問件数を増やすとなると看護師の負担が増え、どうしてもサービスの低下につながります。

    例えば、看護師の1日に訪問件数を10件とします。もし、1人の看護師が体調を崩してしまったら・・・どうでしょうか。

    他に4人の看護師がいたとして、その10件を割り振ると、1人12件も1日に訪問するのは無茶があります。10件は言い過ぎましたが、訪問件数を増やせば増やすほど、サービスの質が悪くなることは目に見えてわかると思います。

    その上で、質の担保をするための訪問件数で得られる営業利益では、25%が最適と考えています。(これは看護師1日の訪問件数を4~5件とした場合の計算)

 

訪問看護事業を行っていくためのポイントを3つご紹介!

ここまでで、最適な営業利益に関して、解説してきました。訪問看護ステーションの経営において、営業利益を担保しつつ、事業をうまくいかせるポイントを3つご紹介します。

  1. 利用者主体の訪問看護サービス
    訪問看護事業で社会に提供するのは、利用者が社会復帰するために伴走することです。つまり、きちんと訪問先で利用者と向き合う時間を作るということが大事です。

    そうすると、自然と看護師1人あたりの訪問件数を5件程度が最適ということが理解できるかと思います。
  2. サービスの質をあげる
    また、看護師の人数を増やしても、サービスの質を担保することが重要です。そのためにも、看護師への研修といった投資を行うことを推奨しています。

    そこを踏まえると営業利益は20〜25%といった数字に落ち着くのではないでしょうか。実際、我々のステーションでも研修を毎月行っていますし、その結果医療関係者などの関係機関からの信頼や繋がりを得ることができています。

    こういった関係を作れるのも、訪問看護ステーションを経営する上では非常に有利に働くのではないかと思います。

 

まとめ

今回は、訪問看護事業における最適な営業利益についてご紹介しました。確かに、利益をあげるために行動することは必ずしも悪ではありません。

しかし、利益を重視しすぎて、サービスの低下を招き、利用者への価値提供ができないのは本末転倒です。実際に、営利目的で経営をしているステーションが休止・廃業に追い込まれるのを何度も見てきました。

弊社が以前手放したステーションでもうまくいかないことがありました。訪問看護ステーションの本来の目的を忘れることなく、事業として成功させるための計画・行動を心がけましょう。

 

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