訪問看護事業者が直面する最大の課題の一つは看護師の採用について過去の記事でも書いてきました。
訪問看護の現場で優秀な人材を採用することは、ステーションの成長と質の向上に直結します。本記事では、人材採用を強化するための具体的な取り組みと、採用活動を成功させるための仕組みづくりについてご紹介します。
目次
①訪問看護においての採用の重要性
②優秀な人材の採用を強化する取り組みとは?
③採用を加速させる準備物とは?活用のポイントを解説!
・自社HPの制作
・Googleマップの登録
・SNSなどに職場の雰囲気を乗せる
④まとめ
訪問看護における採用は、ステーション運営の最重要課題の一つです。
人件費をかければ応募者は増えますが、その分資金繰りが厳しくなります。
そのため、優秀な人材を確保しつつ、経済的な負担を軽減するためには、しっかりとした戦略が必要です。
限られた予算の中で、如何にして優秀な人材を採用し、定着させるかは多くの事業者が頭を悩ませています。
今回は、優秀な人材の採用強化を図るために必要な取り組みと、看護師が自社のステーションのことを認知してくれる仕組みづくりについて解説します。
特に、訪問看護ステーションのWeb上での発信強化に関して、採用活動を加速させるための具体的な施策を紹介します。
これらの施策は、特に予算の限られた中小の訪問看護ステーションにとって、効果的な採用活動を行うための強力なツールとなります。
早速、以下の具体的な取り組みを実践し、優秀な人材を確保するための準備を進めましょう。
Web上での認知獲得や応募への誘導が不足していると、優秀な人材を確保することを取りこぼしている可能性があります。
というのも、近年では転職活動だけでなく、様々な情報収集をする際にWebを活用することがほとんどです。
特に、多くの訪問看護ステーションが、Web上での情報発信を強化することの重要性を認識していますが、具体的な手法がわからないというのが、大半ではないでしょうか。
しかし、自社ステーションを知ってもらう認知獲得と応募へ繋げる取り組みはそんなに難しくありません。
具体的には、自社ホームページの作成、SEO対策やGoogleマップへの登録、SNSの活用が有効となってきます。
これらの施策を実行することで、訪問看護ステーションの認知度を高め、応募者数を増やすことができます。
特に地域密着型の訪問看護ステーションにおいては、地名を含むドメイン名の取得や、Googleマップでの詳細な情報提供が効果的です。
まずはドメインを取得し、SEO対策を施したホームページを作成しましょう。
並行して、Googleマップへの登録を行い、SNSで職場の雰囲気を伝える情報発信を始めましょう。
採用活動を加速させるための準備物が整っていないと、応募者を効果的に引き寄せることができません。
特に、多くの訪問看護ステーションが、どのような準備物を用意すれば良いのか、具体的なポイントがわからずに困っているかと思います。
まず用意したほうがいい準備物は以下です。
・自社ホームページの制作
・Googleマップの登録
・SNSなどに職場の雰囲気がわかる媒体
とはいえ、ただ用意しただけではあまり効果を発揮しません。
これらの準備物の具体的な活用方法とポイントを理解しておきましょう。
まずは、ホームページの制作を始め、SEO対策といった看護師が情報を検索した際に、自社を知ってもらえる施策を施し、応募フォームや職場の雰囲気を伝えるコンテンツを充実させることで採用強化に繋げることができます。
自分がもし就職や転職する立場に立ってみるとどうでしょうか。
実際にWeb上に情報があるのと、ないのでは自社の魅力や取り組みについて知ってもらえず、求職者の取りこぼしが出るのはなんとなくイメージできるかと思います。
特にホームページはわかりやすい例です。
自社ホームページがあって、しっかり作られている方が、就職する側からしても安心で効果的な判断材料になるのではないでしょうか。
また、ホームページは作成するだけではあまり意味はなく、効果的に活用されていないと、応募者に目には届きません。
ただ、訪問看護ステーションの多くが、ホームページの重要性を理解しつつも、どのように作成すればよいのか、運用方法について悩んだり、わからないまま放置しているのではないでしょうか。
とはいえ作成しなければ何も始まらないので、まずは、ドメインを早急に取得し、適切なドメイン名を策定し、自社のホームページを作成しましょう。
作成をする注意点としては、必ず応募フォームを設置しましょう。
この職場いいなと思って、就職したいと思った時に連絡する場所がないと応募者の取りこぼしにつながります。
ホームページを作成した上で、職場の雰囲気を伝えるコンテンツを充実させましょう。
例えば、ブログや自社での取り組み、情報提供コンテンツを発信することで、看護師としてのアイデンティティが刺激されて応募につながります。
このアイデンティティを刺激することがホームページ上では重要かもしれません。
実際に、こういった取り組みを行っている我々の運営しているステーションでも自社ホームページからの採用実績が増えてきています。
我々の看護への取り組み、方向性に共感して応募してくれている看護師の方は離職率も低く、戦力として活躍してくれています。
実は、多くの訪問看護ステーションが、Googleマップの活用方法について十分に理解していないため、機会を逃しています。
Googleマップには、住所、url、電話番号などの基本的な情報を載せることができます。
それらの充実した情報は、情報収集している求職者にとっては重要な判断材料になります。
特に、地域密着型の訪問看護ステーションにおいては、地名を含む事業所名の設定が効果的です。
事業所名に地名を含め、検索時に表示されやすくする。
例えば、「訪問看護ステーション〇〇+福岡県〇〇市」などが重要です。
Googleもユーザーが欲している情報や意図を読み取り、それに適した情報を提供しようとしています。
位置情報や検索しているエリアなどの情報もきちんと載せておくことで、自社のターゲット、ステーションに近い求職者が集まりやすくなります。
次に大事なこととしては職場の雰囲気を発信することです。
職場の雰囲気が伝わらないと、応募者が安心して応募できません。
というのも、看護師のほとんどが職場の人間関係に対して何かしらの不満を抱えているのではないでしょうか。
訪問看護においては、病棟看護に比べるとそういった人間関係の軋轢はすくなく、看護師同士の関係も良好な場合が多いです。
SNSなど職場の雰囲気が伝わりやすい媒体などを活用することで、職場の雰囲気を伝え、応募者に安心感を与えることができます。
職場の写真やスタッフの紹介、業務の様子などをSNSで発信することで、応募者に親近感を持ってもらいましょう。
特に、スタッフの集合写真やスタッフ紹介ページを充実させることで、応募者の関心を引くことができます。
訪問看護をしようと思ったきっかけや、自分の目指している看護の方向性、それが実現できる職場環境であるということが載っていれば、自ずと共感してくれる求職者が増えてきます。
訪問看護においての採用の具体的な取り組み、特にWeb上での情報発信についてご紹介しました。
訪問看護ステーションの人材採用を改善するだけでも、経営状況や事業計画が比較的に落ち着いて取り組むことができます。
やはり、多くの訪問看護ステーションが、限られた予算の中で優秀な人材を確保することに悩んでいます。
本記事で紹介した具体的な施策は、採用の強化において、活用してほしいWeb上での取り組みです。この施策を実践することで、優秀な人材を効果的に採用することにつながります。
自社ホームページの制作、Googleマップの登録、SNSでの情報発信を強化しましょう。
今すぐこれらの施策を実行し、優秀な人材を確保するための準備を進めましょう。
訪問看護ステーションの採用、Web上での情報発信に関して詳しいことが聞きたい方はご気軽にお問い合わせください。